皮膚のかゆみや乾燥が気になると、「刺激の少ないシャンプーに変えたい」「保湿もしたほうがいい?」と考える飼い主さんは多いと思います。
この記事では、シャンプーや保湿ケア用品を選ぶ前に確認したいこと、選ぶときの基準、基準に当てはまる商品例、使い方の注意点を紹介します。シャンプーや保湿用品は日常のお手入れのためのもので、皮膚の病気を治すものではありません。
選ぶ前に:先に受診したい皮膚の様子
次のような様子がある場合は、シャンプーや保湿用品を選ぶより先に、動物病院で原因を確かめてください。
- かき壊して出血している、皮膚がただれている
- 膿が出る、においが強い
- 赤み・脱毛・かさぶたの範囲が広がっている
- 痛がる、元気や食欲が落ちている
かゆみの原因や観察のポイントは、犬の皮膚が赤い・かゆい原因で整理しています。
シャンプーと保湿について知っておきたいこと
- シャンプーで、皮膚表面についたアレルゲンを減らせるとされています。
- 一方で、洗いすぎると皮膚の油分が失われ、かゆみの原因になることもあります。頻度は皮膚の状態によって変わるため、獣医師と相談して決めましょう。
- シャンプーのすすぎ残しは、皮膚への刺激のよくある原因とされています。
- 人用ではなく、ペット用に作られた製品を使います。
- アトピー性皮膚炎の犬では皮膚の表面(バリア)の働きが弱くなっていることがあり、外用の製品で保湿することがあります。
- 治療のための薬用シャンプーは、獣医師の指示どおりに使います。この記事で紹介するのは、日常のお手入れ用の製品です。
選ぶときの基準
- 犬用(ペット用)の製品であること:子犬に使う場合は、子犬に使えることが表示されているか確認する。
- 表示を確認できること:「低刺激」「保湿」「染料フリー」などの表示や、成分・香りの記載を見て、愛犬に合わせて選ぶ。表示はメーカーによる説明で、効果を保証するものではありません。
- 使いやすい形:泡で出るタイプは泡立てる手間が少なく、トリートメントイン(リンスイン)タイプは工程が少なくて済む。
- すすぎやすさ・続けやすさ:すすぎ残しが少なく済むか、愛犬が嫌がらずに続けられるか。
保湿ケア用品は、犬に使えることが表示されているか、成分の記載を確認できるか、スプレーなど使いやすい形かを目安にします。
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この選び方に当てはまるシャンプーの例
日常のお手入れで使われている用品の一例です(選び方の順位・評価ではありません)。かき壊し・出血、膿やにおい、赤みや脱毛が広がっている場合は、シャンプーより先に動物病院で相談してください。治療用(薬用)シャンプーは獣医師の指示に従って使います。
仔犬用・「低刺激」の表示
ゾイック クイックハーフ 仔犬用(トリートメントインシャンプー)300ml
犬用シャンプー(仔犬用)
選んだ基準犬用・仔犬用。商品ページに「低刺激」の表示がある、トリートメントインのシャンプー。
泡タイプ・顔まわりも洗える表示
ライオン ペットキレイ 顔まわりも洗える泡リンスインシャンプー 子犬・子猫用 230mL×2個
犬猫用シャンプー(泡タイプ・子犬子猫用)
選んだ基準泡で出るタイプ。商品ページに「顔まわりも洗える」「染料フリー」の表示があり、子犬・子猫用。
「保湿」をうたうデリケート肌向け
アース・ペット デリケートな愛犬の保湿肌ケアシャンプー
犬用シャンプー
選んだ基準犬用。商品ページに「保湿」の表示がある、乾燥が気になる肌向けのシャンプー。
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この選び方に当てはまる保湿ケア用品の例
日常のお手入れで使われている用品の一例です(選び方の順位・評価ではありません)。赤み・かゆみが強いとき、皮膚に傷やただれがあるときは使わず、動物病院で相談してください。
スプレーで保湿(「乾燥」用途の表示)
パラソルヘルスケア 高濃度セラミド モイスチャースプレー 犬猫用 200mL
保湿スプレー(犬猫用)
選んだ基準犬猫用の保湿スプレー。商品ページに「うるおいを与える」の表示があり、原材料(ヒアルロン酸Na・グリセリン等)が記載されている。
使い方の注意点
- 初めて使う製品は、いつもと違う赤みやかゆみが出ないか様子を見ながら使う。異常があれば使うのをやめて相談する。
- 目や口に入らないように注意する。顔まわりに使えると表示されていない製品は、顔に使わない。
- シャンプーは十分に洗い流し、すすぎ残しがないようにする。
- 洗ったあとは、しっかり乾かす。
- 洗う頻度は、皮膚の状態に合わせて獣医師と相談する。
- 治療中の場合は、家庭でのシャンプーや保湿用品の使用について、事前に獣医師へ確認する。
まとめ
- 出血・膿・におい・範囲の拡大・痛みがあれば、シャンプーを選ぶより先に受診する
- シャンプーは洗いすぎとすすぎ残しに注意し、頻度は獣医師と相談する
- 犬用であること、表示を確認できること、使いやすさ・すすぎやすさを基準に選ぶ
- シャンプーや保湿用品は日常のお手入れのためのもので、病気を治すものではない
よくある質問
Q. 低刺激のシャンプーに変えればかゆみは治まりますか?
A. シャンプーは日常のお手入れのためのもので、かゆみの原因を治すものではありません。かゆみが続く場合は受診して原因を確かめてください。
Q. 人用のベビーシャンプーで代用できますか?
A. ペット用に作られた製品を使うことがすすめられています。迷う場合は獣医師に相談してください。
Q. 保湿スプレーは毎日使ってもいいですか?
A. 製品の表示にしたがって使い、赤みやかゆみが出たら使うのをやめてください。皮膚の治療中の場合は、使う前に獣医師へ確認してください。

